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●学習コラムA 〜学校別対策編〜
立教女学院小学校・附属天使園に合格する
(ME幼児教室 室長 山中 栄子)



 立教女学院小学校の試験は3日間あります。長い間11月4日・5日の2日間の試験日で、それ以前の試験日の学校との併願がしやすい学校でしたが、東京都の他の女子校と同じく、2012年度より11月1日・2日に入試日が変更されました。日曜祝日に重なった近年は、2日・3日からとなっています。

1日目:面接試験

 10月中旬に子どもの入試に先駆けて親子面接が行われます。面接開始前に簡単なアンケートがあり(欠席日数・通学方法・時間・アレルギーの有無・同居者名・家族写真を貼る他)、その後10分から15分の面接です。面接官は2名で距離が離れているので、大きな声ではっきりとお答えする必要があります。

 質問の内容は、受験では基本的な志望動機やご家庭での様子、運動会などのことですが、同じ質問をご両親、お子様共にされることがあります。つまり、ご家庭でお子様のことをきちんと共有できているかどうかが大切ですし、ご家庭の在り方やお子様との関わり方の本質がよく見られるので、付け焼刃な表面的な決まり切ったことでは通用しません。会話形式で内容が深まっていく感じです。四角四面の答えを出そうとするよりも、ご両親のたっぷりの愛情でお子様を育て、その中できちんと躾され心温かなご家庭であって欲しいと願います。

 最近の入試では面接の最中に子どものみ前の机に出て、面接官の先生と個別に絵画を見て、その場面に対する質問や実生活に伴う本人の考えや意見を求められることがありました。2016年度の試験では、食べ物や乗り物、場所等のカードを数枚見せられ、それに対して質問されています。その子の日常生活や経験に対する意識や価値観が大きく物を言ってくるので、日ごろからご家庭で過ごされている時、子どもが当事者意識を持ち、何を感じたか、どうしてそう思ったのか、ご家族で楽しく話し合って、言語化していくと良いでしょう。

 面接では、学校の先生方の温かさや、ご家庭をよく知ろうとしてくださる学校側の丁寧な姿勢がよくわかります。学校のことをよく理解して、是非とも我が娘を立教女学院小学校に、と強い思いのあるご家庭に是非志望して頂きたいと考えます。

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2日目:ペーパーテスト

 2日目はペーパーテストのみ、30人単位で行われます。ペーパー重視ではない学校が増える中、依然立教女学院では12〜13枚のペーパーが出されます。相当なスピードで1行7秒程度と言われていますが、速さよりも丁寧さが重視されます。また取り組み方や鉛筆の持ち方なども見られます。そして記号や解答の美しさが大切です。私共の教室では、実践問題に入る前の年少、年中さんの時期に、正しい鉛筆の持ち方・姿勢で運筆を沢山し、綺麗な記号、真っ直ぐな線をとことん練習します。また、数を数えるときも斜線を引いたり線で結んだり、解答を汚くしないような解答の仕方を徹底的に訓練します。本人がその美しい状態がスタンダードになれば何の苦労もありません。

 また、解答の着実性も求められます。8問中4問目で時間切れになってしまい、その4問全部合っていた子と、8問中8問全部答を書いたけれど、その中で4問合っていた子では、前者のお子さんが好まれます。これから育てていきやすい、伸びしろがあると考えられるでしょう。よく、「時間に間に合わなかった問題が沢山あった。」と言って試験から戻ってきた生徒さんでも合格を頂いているのは、その部分がきちんとできていたからだと思います。

 内容についても広範囲に渡り高度な問題が出題されますが、私共の教室ではその傾向に合わせた準備をしています。お話の記憶、数の総合大問題、言語、常識、条件迷路、双六・マジックボックスや図形などの推理問題、他多岐に渡って出ます。常識では、女子が割と苦手な理科的な問題や生き物の問題が出題されていますので、季節の行事をご家族で大切にされ、その時々の植物や生き物に触れる機会を親子で持たれ、学ばれると良いでしょう。

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3日目:個別テスト・集団テスト・運動テスト

 3日目は15人単位で試験が行われます。個別テストでは、エプロン結び、お箸運び、ビーズ、指示制作、パズル、積み木、紐通し、蓋合わせ、等生活習慣に根付いた手先を動かす課題が多く出題されます。いずれもペーパー同様あまり時間を頂けませんが、お箸運び一つでも、設定時間内でお豆などの対象物を運べた数ではなく、お箸が正しい持ち方であるか、丁寧に物を扱っているか、言われたルールを守っているかどうかを見られます。その子の物の扱い方や問題への取り組み方、立ち居姿で、ご家庭での躾が透かして見えてくるので、日頃から正しく丁寧な物の扱いをご家庭で心掛けてください。

 またパズルや立体構成では、立教女学院特有の台形パズルや、台形の積み木が出題されます。私共の教室では、過去に個別テストで出題された内容を網羅し繰り返し練習すると共に、ご家庭で毎日して欲しい課題をお伝えして練習に励んでもらいます。エプロン結びも、ただ後ろ蝶々結びを練習するのではなく、お手伝いの時はいつもエプロンを付けるなど生活の中に取り入れてもらっています。

 集団テストでは、フルーツバスケットのようなゲーム性のある集団遊びや、リズム体操、身体表現などが出ます。いずれも指示をきちんと正しく聞き、表現しなければなりません。その中で個別テスト同様、笑顔で楽しんでいる様子も見受けられると良いでしょう。

 運動もサーキット運動など指示の通り動くことは元より、ボール、機敏性を伴う動きや、持久力を求められます。また、特徴として、個人での縄跳びや集団の大縄跳びも出題されることが多いです。縄跳びがいかに飛べるかではなく、ここでも縄跳びに取り組む諦めない一生懸命な姿勢が大切です。

 できるできないに関わらず何事にも直向きに挑戦し努力する子どもになるよう、教室では絵画巧緻性・行動観察・体操の日に、これらの内容を見ています。小学校受験を合格することだけを目的にするのではなく、この親子で過ごせる素晴らしい時間に、子どもの全てを受け止め、是非かけがえのない一生の宝にして欲しいと願います。

天使園

 「幼稚園受験は、70%がご両親で決まると言われています。では、30%のお子さまの決め手は何か?それは、@日常生活の自立、Aけじめ・指示行動が行えるか、Bバランスの取れた運動能力、C協調性、これらの4つが大きな柱なのです。

 天使園は、のびのびと個性を大切に考えた教育方針を掲げています。考査は毎年、親子の行動観察・自由遊びと面接、年度によって無いこともありますが、ご両親様にアンケートを用意していることがあります。行動観察では10組程のご家族が、製作・おままごと・積み木等で穏やかに、楽しくお子さまらしい時間を過ごすことが大切です。

 また、天使園はキリスト教保育を行っており、相手を思いやる心や品のある行動も必要です。考査の中で言葉遣いや物の取り扱い方の丁寧さ、周りの方々への気遣いなども判定対象となってきます。ご縁をいただくために、何が必要であるかをご両親を含めて、お子さま一人ひとりに対してトータルなサポートが必要になってまいります。

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