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●学習コラム@ 〜日々の勉強編〜
我慢や忍耐の受験に「さよなら」をしましょう
(スイング幼児教室 代表 矢野 文彦)



小学校受験についての考えを教えてください

 まず、我慢・忍耐の小学校受験は時代遅れだと思っています。「家族みんなで子どもの成長を楽しみながら受験をしていただきたい」というのが、私達のモットーです。小学校受験はすべてを学ぶ第一歩、そしてスタートです。それが苦しいものなのか、楽しくて仕方がないものなのか。これから小学校、中学、高校、大学と学ぶことが続くと思いますが、始めの取りかかり次第で「勉強を好きになれるのか、勉強を嫌いになるのか」が分かれてくると思います。スタートだからこそ大切に丁寧に進めてほしいと思っています。

 小学校受験では、子どもらしい発想やコミュニケーション力、そして日頃の生活が重視されます。(幼児期の学習は)それらの様々な能力を育てることができる良い機会ですから「受験だから」では無く、良いチャンスだと思って取り組んでいただきたいと考えます。

 例えば、机に向かわなくてもできることもたくさんありますよね。季節の花を覚えたり、季節のおいしい食べ物を食べたり、自然や動物などを見て好奇心を育てたり、料理や洗濯のお手伝いをするなど。それらの体験を豊富にすることで、子どもはどんどん伸びていきます。

 私自身も小学校受験経験組ですが、幼児期に勉強をしたり、色々な体験をしたことが、小学校や中学校に入ってからも役に立ったと実感しています。今でも小学校受験を経験させてくれた両親に大変感謝をしています。そして、小学校受験だけでは終わらないお教室を具現化したいと思い、様々なプロフェッショナル達とタッグを組んでこの塾を開きました。大人になってからも、小学校受験はすべての第一歩だったなと思ってもらえるような、そんな受験にしてもらえればいいなと思っています。

 大昔の受験はペーパー重視型でした。今は時代も変わり、興味・関心を常に持ち、様々な体験をし、創造性のある子どもたちを学校は求めています。そのため、ノンペーパー試験の比重も高まっていますよね。型にはまった受験勉強は時代遅れです。そうなると、これからの教育って何だろう?って思いますよね。その答えはOne to One教育で、これからの主流になっていくのだと思っています。合格しやすい子どもを勝手にお受験塾が想定し、塾と親御さんの間で型にはめていくのではなく、個々の子どもの個性を尊重し、個々の子どもにマッチした学習方法やコミュニケーションを見出して実践していくことが大切ではないかと思っています。

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受験対策はいつから始めるのが良いでしょうか?

 子どもに合わせてスタート時期を決めるべきだと思います。お子さんによっては、ゆっくり覚えて、そして自分で咀嚼してやっと覚える子どももいますよね。一方、本能的にその場でパっとわかって、それでドンドン先に進める子どももいますから。それが前提にあって具体的な時期をと考えると、やはり年長スタートと年中スタートの2つでしょうか。

 年中から始めると、子どものペースに合わせながら親子ともにゆっくりと、そしてゆったりとした気持ちで始められます。基礎的な知識と能力を身に付けたうえで、応用力や想像力、チャレンジ精神を伸ばしていけるでしょう。

 では、年長からでは遅いかというとそんなことはありません。ただ、それまでにご家庭でもやれることはあるはずです。躾もそうですし、季節の行事を大切にしたり、絵画や制作も日常に取り入れてほしいなと思います。例えば「数」でしたら、「冷蔵庫からジュースを2本取って」とか、「右側の戸棚からモナカを4個取って」という具合に、数に触れる機会を与えてあげることはできると思います。年長から始めるのであれば、生活の中にうまく学習を取り入れて過ごしていただきたいと思います。

 もう一つ、年長から始めるにあたって気を付けてほしいことがあります。それは親の焦りです。感情的に子どもを怒ったり、毎日塾通いになってしまってはいけません。子どもの心が弱ってしまったり、とくにお母様がどんどん疲れてしまいます。親子ともにアンハッピーの方向に行ってしまうので、そういう受験だったらやめた方がいいと思いますね。

 また、模擬試験を受けて焦ってしまう親御さんがいらっしゃいます。模擬試験は結果を見て一喜一憂するのではなく、どこが間違っていたか、どこが得意だったかを確認するためのものと考えていただきたいです。あとは場慣れですね。お教室に通っていると、大勢で試験を受けるという特殊な環境を体験する機会がないと思うので。模擬試験の結果はあくまでも今後の指針と言いますか、学習進渉度を把握するということだと思います。模擬試験が終わったら「よく頑張ったね、次も頑張ろうね」と子どもを褒めてあげるとモチベーションの向上も期待できます。

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塾と家庭はどのような関係性が望ましいと考えていますか?

 「小学校受験に関することはすべて塾にお任せください」というお教室もあると思いますが、それは違うかなと思います。あくまでも基本は「家庭学習」です。塾の役割は、一つ目に家でできないこと、できにくいことをやる場。二つ目は親と子のモチベーションアップの場。そして三つ目が癒しの場です。やはり子どもにとっては「遊び」は仕事ですから、勉強は異質なものでストレスに感じやすいものです。お教室に来て先生から褒めてもらえると「やる気」につながります。親御さんも不安や疑問を先生に話し、先生からアドバイスを受けて、励まされる場になる訳です。そのように考えていくと、塾と家庭の望ましい関係性がおのずと出てくるかなと思います。あくまでも、フラットな関係性を築くことが大切です。そして「先生に会うと、子どもも親もほっとする」そんな癒しの場にすることです。

子どもを勉強好きにする秘訣はありますか?

 基本的には遊び感覚で、ペーパーも制作も絵画も遊びの一環としてやってください。勉強好きにするということは、親御さん自身が子どもに勉強を教えるのが楽しい!と思えないと無理だと思います。義務感のようなものがあると、子どもにも伝わり、楽しい家庭学習はできません。時にはご褒美を入れながら勉強していくなど、子どものモチベーションをつくることも忘れないでください。

 また、ペーパーを一日に何枚やったらいいですか?というような質問がありますが、ペーパーは枚数ではなくて時間を意識してやってほしいと思います。最初は10分とか15分からスタートして、なるべく毎日やってください。時間帯は朝方が理想です。お休みの日も朝にやって、終わったら解放する。勉強の組み合わせも工夫してください。30分やるのであれば20分はペーパー、残りの10分は絵画制作をやるなど、ペーパーだけではなくバランスを意識して取り組んでほしいと思っています。量よりも質が大切です。メリハリをつけてやることで集中力も身に付きます。

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小学校受験を目指す親の「心得」はありますか?

 「のめり込み過ぎず、焦らず、比べず」。この3つのポイントを大切にやっていくことです。問われているのは、親・家庭。主語は「子ども」ではなくて「家庭」ということを肝に銘じて、子どもに負荷をかけない楽しい受験をしていってほしいなと思っています。

受験に際して、得意な学校はありますか?

 「子どもらしさ」「創造性」を重視する学校への合格率が高いです。最近では、慶應幼稚舎や学習院初等科、雙葉系などですね。当塾では、子どもの個性を尊重し、その子にマッチした指導を行っているので、そういう学校には強いのだと思います。

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小学校受験は親の受験と言われていますが、保護者への受験指導はどのようにおこなわれていますか?

 個々の子どもに合わせてマザーリングをするということが第一です。もちろん、授業はすべて公開しています。公開することで、家庭学習のポイントを親御さんに共有する場にもしています。また、ブログでも情報を発信しています。子どもへの誉め方も先生からどんどん覚えて、家庭でも「褒める」家庭学習にしてほしいですね。

 塾からのアドバイスや指導も大切ですが、まわりからの間違った情報等に踊らされる方が危険です。親子関係が崩れるようなことがあってはいけません。教育ビジネスでは「あなたのお子様はこのままでは落ちますよ」と脅迫に近い形で、様々な授業や講習を受けさせることもあります。ですから、親御さんがしっかりとポリシーを持って、「塾のいいところだけ使いこなそう」ぐらいの気持ちで、ぶれずに進むことが大切です。

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