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淑徳小学校 長澤和夫校長先生

今年度の新しい試みについて教えてください。

淑徳小学校 長澤和夫校長先生

昨年から始めた放課後の預かり、
「淑徳アルファ」をさらに充実させ
たいと考えています。今までは4年
生までだったのですが、対象学年を
5年生までとします。1、2年生は
放課後の預かりが中心ですが、3年
生以上は勉強にウエイトを置いてい
きます。もちろん、遊びの時間もあ
りますし、異学年との交流も大切に
していますが、その日勉強したことをその日のうちに学校で、宿題を含めて復習をします。仮に理解が浅いところがあっても、学校の先生がフォローしてしっかり定着させます。 もともと6年生は補習を行っていますので、これで全学年の学習をバックアップする態勢が整うことになります。
淑徳小学校では以前から補習をやっていました。私がこちらに来たばかりのころは、今よりもハードでした。朝、テストをやるのですが、その間違い直しを放課後にやるのです。今のアフタースクールの原型があったわけです。現在は両親共働きのご家庭が増えてきている状況です。そんなご家庭にとって一番安心して子どもを預けられる場所は学校です。 門脇厚司先生の著書「社会力を育てる」にあるのですが、子どもたちを育てるには子どもだけの集団にするよりも、そこに大人が上手に寄り添って方向性を示してやる必要があります。そこで「淑徳アルファ」を思い切って始めました。そろばんや英会話などオプションの受講もできます。今年はこの淑徳アルファをしつかりと形にしていきたいと思います。
もうひとつ、先ほどの大人が寄り添うという点に関連しますが、1年生の副担任を置き、担任のほかに3人の補助の先生がついて子どもたちを導いていきます。しっかりと子どもたちを見て放課後の指導にもつなげていきたいと思っています。子どもたちがくつろいだり、勉強に集中したりできるようなスペースを4部屋、学校の中に新たに作ります。正門の横に空き地がありますが、ここもサブグラウンド、新しい遊び場として夏ぐらいには整備される予定です。

⇒淑徳アルファについての詳細はこちら

児童全体に話をする機会はありますか。

最低月1回は話します。子どもたちの心に届けばいいなと思いながら話をしています。先日の始業式では水野正人さんの話をしました。ミズノスポーツの元会長で、先日のオリンピック招致の際に活躍された方です。3月に6年生の特別授業で話をしてくださいました。世界中の人に東京っていいなと思っていただくために、どのように仕事をしていったかという話でした。文化も考え方も全く違う国の人たちから賛同を得なければならない、水野さんがその力を持っていたのは、若い頃から世界に接していたことがず挙げられます。ミズノの製品を世界中に売り歩くわけですが、たとえばアフリカの貧しい国の人たちに対しては、日本から古い靴やバット、ボールを持ってきて楽しむ。このような形で世界の人達と共感しながら理解を深めていった水野さんだからできた仕事なんですね。その水野さんが6年生の子どもたちに、プレゼンに至るまで、招致が成功するまでの話を熱く語ってくださり、最後に「君たちは宝物なんだよ」「大きな夢を持って頑張っていこうね」というメッセージを残してくださって、私は感激しました。そのことを先日は全員の前で話しました。水野さんの話もそうですが、私が子どもたちに伝えていかなくてはいけないのは、「いのちの話」だと思っています。子どもたちに命を輝かせるにはどうすべきかを考えてもらう、そのきっかけになる話ができればと思っています。

6学年一斉に話をする場合、内容をどの学年にあわせてといったようなことは考えるのですか。

話をするときは目の前に3年生がいます。1年生も気にかけながら3年生に向かってゆっくり話すようにしているというのが答えでしょうか。 最も伝えたいところは、間をとったり、場合によっては感極まるぐらいの言い方で伝えるようにしていると、細かい内容までは理解できなくても感じてもらえるのではないか、そして高学年の子どもたちはそれを見て、先生はこんなことを伝えようとしているんだと汲み取ってもらえるのではないか、と思って話しています。

先生からご覧になった淑徳小学校の子どもたちの特徴を教えてください。

淑徳小学校屋上施設

人懐っこいことだと思います。転校
生が入ってもすぐ打ち解けます。
気持ちのやさしい、穏やかな子が多
いです。学校の雰囲気がよいことに
もよるのではないかと思っています。
先生方もとても仲がよい。子どもたち
同士、男女の仲もとてもよいです。
切り替えが早いことも強く感じます。1年生の初めのころは何をするにも手間がかかっていたのが、速くできるようになっていきます。練習量が多いのもあるのでしょうが、目に見えて成長していきます。1学期間でまったく違ってきます。

先生自身が学生時代に夢中になっていたことは何ですか。

クラシック・ギターです。 大学生のころはちょうど学園紛争のときで、授業はなかったのですが、毎日大学に行って誰もいない教室で練習をしていました。結構真剣にやっていました。一瞬ですけど、ギタリストになろうかと考えたこともありました。もっと才能のある後輩がいてすぐ諦めましたけれど(笑)。今はもっぱらエア・ギターです(笑)。

最近児童との関わりの中で嬉しかったことを教えてください。

校長職になると子どもと直に接する機会が少ないのですが、たとえば特別授業などを覗いたりすると、子どもたちはごく自然に接してくれます。4年生とこの間廊下ですれ違ったときに「校長先生、絶好調!」と言ってもらったのは嬉しかったですね(笑)。

学校HP⇒淑徳小学校