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国立学園小学校 守屋義彦校長先生

新学年にあたり、新しい試みはありますか。

国立学園小学校 守屋義彦校長先生

「お母さんの応援団になろう」ということです。本校だけでなく、フルタイムで働いているお母さんが多くなっています。社会貢献のためにキャリアを積まれているお母さんを応援したいと考えています。実はそのようなお母さんは、わが子への思いも強いものがあります。その思いを応援したいのです。
私はかたばみ幼稚園の園長も務めています。まずは幼稚園から。今までよりも長い時間預かるようにします。そのための専用の施設も建てます。幼稚園から始めて、いろいろわかってくること、気がつくこともあるでしょう。それを何らかの形で小学校へも広げていく可能性をさぐりたいと思っています。

朝礼ではどんな話をされますか。

週はじめの全校朝会で週1回話しています。1年から6年までいるので共通に理解してもらう話は難しいですね。この間まで幼稚園だった子と、間もなく中学生の子が同時にいる状況ですから。1、2年生に分かるよう言葉遣いは丁寧、ゆっくりにしますが、内容的には5、6年生にも通じるものにします。「今の季節のこと」をよく話します。今であれば、少し疲れてきた冬と、元気な春が戦っている。もう少しして、春が強くなって暖かくなるまで、風邪を引かないようにしよう、といった具合です。
始業式や終業式には同じ話をするようにしています。児童の「その話、覚えてるよ」という反応も期待しています。やはり季節にからめた話が多くなります。お正月には吉田松陰先生の「汚いこころを洗い流して、もとの心に戻るからめでたい」という話をする。節分のときは、「季節の変わり目に人は、けじめをつけて、またがんばろうと思うんだよ。ところで、何でまめをまくのかな?悪魔の「魔(ま)」を「滅(めっ)」するから、『まめ』なんだよ」といったような話をします。
先日は「海と魚のコンクール」の優秀賞の子が2人いて、その表彰をしました。実は表彰される子どもが結構たくさんいるんですよ。日記をみて、いいなと思う文章を紹介することもあります。嬉しいこと、素敵なことがあったときにはその都度話すようにしています。

国立学園小学校の児童の特徴は。

「元気で明るい」ことです。そして、学年を越えた絆が強いことです。 私は1月に6年生120人全員と面接をします。その中で、学校生活で最も印象に残ったことという質問に対して、自分が1年生のときの、6年生と行った初めての遠足と答える子がいます。そのときに6年生にしてもらったことが、強く残っている、自分が6年になったときに、そんな風に思ってもらえる行動を取りたいと思ったというんです。面倒を見てもらって嬉しかったので、次は自分の番だと思うのでしょう。

最近、児童生徒とのかかわりの中で嬉しかったことを教えてください。

先ほどの学年を越えたつながりを子ども達が大切にしてくれていることも嬉しく思います。もうひとつ、最近のできごとで、いいなあというか、粋だなと思ったことがあります。
理科の時間に物質の学習の一環で、べっこうあめを作るというのがあります。私がたまたま理科室を覗いたら、生徒が先生の分も作ってあげると言ってくれたんです。3人グループで作るので、その分量しかないのに、1つ多く作るわけだから、1人分は小さくなります。でも後で、ティッシュにくるんでテープで巻いて、すっと差し出してくれたんです。その心意気がいいじゃないですか。自分一人だけ中学に受かるのではなく、みんなで受かったらいいな、あいつのおかげで受かったと思えるような、そんな気持ちを持っている子どもたちのように思えるのです。
本校は全員が中学受験をします。そのプレッシャーがかかる状況の中でも、そういう思いやりを持って受験に臨めることには価値がある。そんなことを思いました。

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